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フリマで転売!?検温カメラに大量の顔画像

コロナも落ち着いて来て、
企業や飲食店でも検温カメラやアクリル板の設置を
廃止するところも出て来ています。

そんな中「こんなところに漏洩リスクが!?」
ヒヤリとする事例がありました。

フリーマーケットで転売されたサーマルカメラに、
1,000点近い顔画像が見つかったとのこと(;·∀·)

検温カメラは最近至る所に設置されていて、
飲食店や企業へ入る時には、
顔を近づけて検温していましたが、
機械によってはこの顔画像が保存されているようなのです。

フリーマーケットに出品した方も、
まさか機械に画像が保存されているとは思わなかったのでしょうね。
今回報道されていた情報によると、
購入した方が検温カメラとパソコンを接続したところ、
パソコンの画面には、体温や測定日時とともに顔画像が並び、
発熱者を検索して探し出すこともできたとのこと。

顔画像は個人情報保護法上では、
個人が特定できる場合は個人情報となりますので、
適切に安全管理措置を講ずる必要があります。
そして漏洩した場合には一定の条件に該当する場合(1,000件以上等)
個人情報保護委員会に事故報告の義務があります!

もし、設置をやめて転売しようとしている場合は、
必ずデータを消去した上で処分してください!!
まずは、検温カメラを設置している事業者さんは、
機械の中に画像が保存されるタイプのものかどうか?
取扱説明書等を確認してみることをお勧めします!

2023/05/25   小塚 真紀子
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