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またまたまた不正競争防止法違反のニュースです。
最近多いですよね。
↓
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＜参考＞ここ数年の不正競争防止法関連のニュース（過去blog）
NTTドコモ　個人情報流出　委託先元派遣社員　不正持ち出し
かっぱ寿司社長　不正競争防止法違反の容疑で逮捕
ソフトバンクから楽天モバイルに転職したソフトバンクの元社員営業秘密情報の不正持ち出し
積水化学工業の機密情報を中国企業に漏洩​
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こんなにニュースになってるのに、
まだこんなことをしてしまうのか・・・
と呆れてしまうのですが。


（双日株式会社　公式HP：https://www.sojitz.com/jp/news/2023/09/20230928.php）

前職で勤めていた総合商社の兼松から機密情報を不正に持ち出したということです。
持ち出した情報は、
海外の自動車部品メーカーに向けた新製品の提案書や採算表など
営業秘密を含むデータファイル3件。
他にも、転職直前に3万7000件以上のファイルをダウンロードし、転職後に利用していた可能性もあるとのこと。

双日は組織的関与はないと言っているので、
ある意味とんだ迷惑を被ったという感じかも知れません。

ちなみに、兼松側も以下のようなプレスリリースを発表しています。
↓

（兼松株式会社HP：https://www.kanematsu.co.jp/press/files/press/20230928_release.pdf）

逮捕された元社員は、
退職後の土日に転職元の兼松のデータベースにアクセスを繰り返していたようです。
しかも彼自身のアカウントではなくて、
元同僚の派遣社員のIDやパスワードを使用していて、
派遣社員には、
「個人的にまとめていた出張国での飲食店リストがほしい」
という理由を伝えていたとのこと。

退職した社員に対して、
そんな理由でIDやパスワードを教えてしまうのも信じられない・・・

今回は、
兼松が週末に単一のアカウントから多数のアクセスがあるとして異常を検知。
社内調査で被害が判明したようなので、
検知の仕組みは機能しているようですが、
最近はクラウドサービス上でデータを管理することが多くなっているので、こういうログ監査は必須ですね。

退職時にアカウントを削除することはもちろんですが、
退職した社員にアクセスさせないように、
今いる従業員にもしっかり教育する必要があるかも。
「そんなアホな理由で教えるかい！( `･д･)っ))」
と突っ込まれそうですが、
教育する事例としては使えるかもですね。