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近畿大学病院 委託社員がSNSで情報漏洩

またまた病院の事故事例ですが、
これは絶対やったらダメ!!という
代表事例のような漏洩事故が発生しました。

弊社のお客様は医療関係が多いので
特に医療関係の事例をチェックしているという事情もありますが、
流石に私も驚きました。
こんなことする人がいるのか・・・と。


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(近畿大学病院公式HP:https://www.med.kindai.ac.jp/notice/2023_0202_5695.html

電子カルテの画面を動画で撮る・・・!?? (|| ゚Д゚) 
え・・・そんなことする・・・?? (|| ゚Д゚) 

医療機関で研修や内部監査を何年もしていますが、
業務上知り得た情報を外部に漏洩しない(退職後も)!
電子カルテは業務外利用(目的外利用)厳禁!

というのは、病院で勤務する方にとっては常識中の常識で、
どこの医療機関でも厳しく指導されています。

今回、委託職員ということですが、
病院の窓口業務はどこも外部に委託していることが多いので、
どの病院でも改めてこういった行為を行わないよう
周知することをお勧めします。

ちなみに、近畿大学病院のHPでも公表されていますが、
この漏洩事故後、
漏洩させた社員は自主退職するとともに、
この委託業者は、令和5年(2023年)3月31日をもって
業務委託契約を終了することになったようです。

おそらく、たくさんの社員が同じ病院で働いていたと思いますが、
全く関係のない他の社員も大きな影響を受けることになり、
もちろん会社としても信頼を失墜し、
大きな損害を被ることになりました。

軽い気持ちで行った行為が、
大問題となる典型的な事例となりました。

そんなこと常識で考えたらするわけがない!!
と思うことでも、
しつこくしつこく!教育していくことが大事です。

2023/02/09   小塚 真紀子
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